トウモロコシ食用外での利用

トウモロコシの世界全体の生産量は、2009年に約8億1700万トンで、うち米国が3億3000万トン以上を生産し、4割程度を占め世界最大の生産国となっている。またアメリカは世界最大の輸出国でもあり、シェアは6割を越える。このため、アメリカの主要生産地帯の天候により世界の在庫量・価格が左右される。先物取引の対象ともされている。近年では、病虫害に強くなるように遺伝子組換えを行った品種が広がっている。トウモロコシは雑種強勢であり、これを利用したハイブリッド品種の開発によって収量が急増したが、一代雑種であるため栽培農家は収穫から翌年用の種を準備することができず、種は種苗会社から毎年購入しなければならない。これによって種苗会社は毎年巨大な収益を上げることができるようになり、アグリビジネスが巨大化していくきっかけとなった。20世紀中頃になると、品種改良されたハイブリッド品種による収量増加は先進国から発展途上国へと広がっていった。いわゆる緑の革命である。これによりトウモロコシの生産はさらに増加したが、新品種開発は飼料用トウモロコシが中心であり、穀物として使用される主食用トウモロコシにおいてはさほど進まなかった。このため、トウモロコシを主食とするメキシコやアフリカ諸国においては、トウモロコシの生産性はさほど向上していない。
日本はトウモロコシのほとんどを輸入に依存している。農水省や総務、財務省などの統計上の分類ではトウモロコシとは穀類の事であり、その殆どは飼料として、一部が澱粉や油脂原料として加工されるものである。その量は年間約1600万tで、これは日本の米の年間生産量の約2倍である。日本は世界最大のトウモロコシ輸入国であり、その輸入量の9割をアメリカに依存している。また、日本国内で消費される75%は家畜の飼料用として使用されている。飼料用としては「青刈りとうもろこし」が国内の酪農家などで生産されており、年間450~500万t程の収量があるが、その殆どは自家消費され「流通」していないので統計上自給率は0.0%となる。一方未成熟状態で収穫する甘味種で一般的に小売され家庭や飲食店で消費されるのものは統計上「スイートコーン」と呼び、野菜類に分類される。年間国内生産量25~30万tに対し輸入量は2000t前後で推移しており、こちらの自給率は99.9~100%となる。 国内で生産されているものは、缶詰めやそのまま食用にされるものがある。遺伝子組換えトウモロコシは、スーパーなどで一般的に市販されている食品に含まれる、植物性油脂、異性化液糖、アルコール、香料、デンプン、果糖などの原料として日本国内で流通している。

果実(種子・胚芽)

トウモロコシの実は、人間の食用としての他、畜産業での飼料として大量に消費されている。そのほか、デンプン(コーンスターチ)や、サラダオイルなどに用いられるコーン油の供給源としても利用されている。
トウモロコシからは効率よく純度の高いデンプンが得られるため、工業作物としても重要な位置を占める。胚乳から得られるデンプンは製紙や糊などに使用される他、発酵によって糖やエタノールなど、様々な化学物質へ転化されている。こうして作られるコーンシロップは甘味料として重要である。近年では環境問題や持続的社会への関心から、生分解性プラスチックであるポリ乳酸や、バイオマスエタノールとして自動車燃料などへの用途も広がりつつある。
アメリカではバイオマスエタノール用に注目されて価格が急騰し、ダイズからの転作も進んでいるが、大豆や小麦に比べて成長に水を消費するため、一部の地域で水資源の不足が問題になりつつある。

実を取ったあとの軸(コブ)は合成樹脂材料のフルフラールやフルフリルアルコール、甘味料のキシリトールなどの製造原料となる。粉砕した粉はコブミールと呼び、きのこの培地、建材原料、研磨材などにも利用されている。 芯が柔らかく円筒形に加工しやすいことから、喫煙具(コーンパイプ)として用いられたことがある。第二次世界大戦戦後処理で連合国軍最高司令官総司令部総司令官の任についたダグラス・マッカーサーの写真でしはしばコーンパイプを手にした姿を見ることができる。

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茎・葉

イネ科の植物に言えることであるが、トウモロコシも茎や葉は堆肥の材料に適している。抜いた後放置し、枯れたものを裁断して土にすき込み、肥料として利用することもできる。
種子が硬く色彩の美しいものは包葉を取り除くかバナナ皮のように剥いて乾燥し、観賞用とする。取り除いた包葉も繊維、あるいは布の代用とされる事がある(包葉を使ったバスケットなど)。

花柱

めしべの花柱(ひげ)は、南蛮毛(なんばんもう、なんばんげ)という生薬で利尿作用がある。この利尿作用は、南蛮毛に含まれるカリウム塩による。南蛮毛は、初版の日本薬局方に収載されていた利尿薬「酢酸カリウム」の代用として考え出された。

トウモロコシの品種分類

トウモロコシは長い栽培の歴史の中で世界各地の品種を交配し、用途に合わせて種々の品種が開発されている。雑種強勢(異なる品種同士を交配するとその子供の生育が非常に盛んとなること)を利用したハイブリッド品種が1920年頃からアメリカで開発され、以後収量が飛躍的に増加した。また、近年では遺伝子組換えされた品種も広がりつつある。以下に示すスイートコーンやポップコーンとは種子の性質による分類であり、品種名とは異なる。従ってスイートコーンという品種は存在しない。

甘味種(スイートコーン)

食用の品種。茹でる、焼く(焼きトウモロコシ)、蒸すなどの調理方法がある。
加工食品用の材料でもあり、例えばコーンフレークやコーンミールなどの材料にもなる。種子に含まれる糖分が多く強い甘味を感じるが、収穫後の変質や呼吸による消耗が激しく、夏季の室温では数時間で食味が落ちる。対策は低温管理の徹底か、収穫後直ぐに加熱して呼吸を止めるなどである。
ベビーコーン(ヤングコーン) - 生食用甘味種の2番目雌穂を若どりして茹でたもの、サラダや煮込み料理などに用いられる。

甘味黄色種 - 実が黄色の甘味が多い品種。

味来(みらい) - 1990年代から出回った生食可能な品種の先駆け、糖度平均12度。
サニーショコラ - 糖度15度以上、生食可能な品種として、注目を浴びている。
ゴールドラッシュ - 実が柔らかく、糖度の高い品種。生食可能。
ミエルコーン-粒の皮が薄く、糖度の高い品種。生食可能。ミエルとは、フランス語で「はちみつのような甘さ」という意味を表している。

甘味バイカラー種 - 実が白、黄色系など色が混ざった混合品種。

ハニーバンダム - アメリカより伝来、日本で初めに食された品種。その後、品種改良により「ピーターコーン」が登場して以来、生産が減少し市場流通より姿を消しつつある。
ピーターコーン-粒皮がやわらかく、糖度の高い品種。ハニーバンダムより軟らかく甘味がある。
ゆめのコーン - 実が柔らかく糖度の高い品種。生食可能。
カクテルコーン
甘々娘(かんかんむすめ)- 糖度が高く、生でも食べられる品種。時間経過による糖度の低下が遅い。しかし発芽率が低く、栽培の難しい品種でもある。

甘味白色種 - 実が白色で甘味が多い品種。

ピュアホワイト - 甘味が非常に強い品種で生食も可能。近年、メディアに紹介され絶大な人気を誇る。

以上に示されているのは色や食味による分類であるが、それらに関る遺伝子については多くが特定されている。甘味に関る遺伝子ではsu遺伝子・se遺伝子・sh2遺伝子などが特に重要で、それらの組み合わせによってはスイート種・スーパースイート種・ウルトラスーパースイート種などのタイプがある。遺伝子の組み合わせによって、糖の含有量や糖の種類(風味)の違いが生まれる。スイート種は缶詰などの加工用で、青果として流通することは殆ど無い。青果としてはスーパースイート種やウルトラスーパースイート種などであるがウルトラスーパースイート種では甘過ぎると感じる人もいる。

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